基礎編:
14. ATCとILSを使った着陸-その1




さぁ仙台空港に近づいてATCから着陸の指示が始まりました。
現在の高度は15000フィート、対気速度は340ノット、対地速度は414ノットです。
「DH088 heavy, you are 56 miles south. Turn right heading 065 Expect vectors ILS runway 27 approach」「貴方の飛行機は仙台空港の56マイル南にいます。27滑走路へのILSでの着陸の為に右旋回で方位65度にして下さい!」という感じで着陸が始まります。(二つのフライトを合成していますので飛行機のコールサインが変わっていますがご了承下さい!)

ここでILS周波数の確認をしてみましょう‥。このILSの周波数があってないと当然ILSに乗って着陸できません。マップ・アイコンをクリックして「マップ画面」を出し仙台空港付近を拡大すると下の絵の様にILSが海側に延びているのが分かります。(緑色の矢印がILSが延びている方向です)ここにポインタをおいてクリックすると下のようにILSの周波数が表示されます。ここではILSが111.70MHzで滑走路の方向が271度ということを示しています。

上の画面で確認したILS周波数(111.70MHz)は矢印の「NAV1」に入れてアクティベートしておきます。このNAV1を入れる場所は機種によって異なります。このDC10では計器板の上にあるんですが他の機体では無線機に入力場所があるケースがあります。その場合は「MAP」の右隣の電波塔のアイコンをクリックして無線機の設定を出してNAV1周波数を入れアクティベートして下さい(無線機の下にボタンが並んでいてNAV1に相当するところのボタン‥つまり左から3つ目のボタンを押すとそのランプが点灯しNAV1がアクティベートされます)。ILSの場合、271度という滑走路の方向を入れなくてもILS信号が271度に延びているので、ちゃんと誘導されます。ILSが無い空港では、この画面のNAV1の隣りの「CRS」に滑走路の方向を入れることになります。
また現在GPSを使って飛行してますのでHDGの下のスイッチはNAVにランプがついていますが、65度に方向を変えるには矢印のHDGを065と変更して、その下にあるスイッチをNAVからHDGに変更します。


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