操縦中級編・GPSの操作 A
2a. ダイレクトフライトの設定 1/2



2a.ダイレクトフライト(Direct To)の設定 1/2
目的地を決めないで離陸したのはいいけど…今日は千歳に飛びたいなぁ〜とか、目的地からの復路などの時にフライトプランナーを設定しなくてもGPSの設定のみで復路を飛ぶことが出来ます。「シャトルフライトをしよう!」なんていう時に便利ですよね。それがGPSによるダイレクトフライトです。

右のボタンの上から2番目の矢印ボタンを押すと下の画面が現れます。
ダイレクトフライトの設定には4通りあって‥空港のコールサイン(ID)を入れるケース、場所を入れるケース、あらかじめ作っておいたフライトプランからウエイポイントを選択するケース、そして最後が下の画面のNRSTを使って近場の空港の選択をするケースがあります。ここでは最初の空港のコールサインを入れてダイレクトフライトを設定してみます。

これを操作するボタンはGPSの右下にある「GPS」の下の大きなボタンに注目です。


このボタンが曲者です!というか色々な機能を持っています。
良く見てください! 3つの機能があります。
上下2つの回すボタンが組み合わさっていて上のノブ(スモールノブ)を回すことも下のノブ(ラージノブ)を回すことも出来ます。加えて…ボタン自体をクリックすることも出来ます。この使い分けで設定をしていきます。(またキーボードの入力も可能の様です)

東京の羽田空港のコールサインの「RJTT」を設定していきましょう!
まず…大きなボタンの上のノブ(スモールノブ)を回していきます…するとローマ字の選択ができます。「RJTT」の「R」を入れます。
(★これはボタンでの入力であってキーボード入力も出来ます!)

次は「RJTT」の「J」を打ちますが…次の行へ行くには大きなボタンの付け根の方のノブ(ラージノブ)を回して次の行を選択します。下の画面はノブを回して次の行へ移ったところを示しています。

2番目の「J」の文字を打つために大きなボタンの上の方のノブ(スモールノブ)を回して「J」を選びます。

以上の作業を繰り返し「RJTT」すべての文字を打ち終わりました…。ヽ('A`)?ノ結構大変な作業です!
(★これはボタンでの入力であってキーボード入力も出来ます!)

「RJTT」を入力した後でGPSボタンの上の「ENT」を押すと「RJTT」全体が反転します。
これは「RJTT」を選択したことを意味しています。

次に選択の部分を動かすために大きなボタンの下のノブ(ラージノブ)を右に回します。
ひとつ右に回すとFACILITY&CITYの「Tokyo(Haneda) Intl」二つ回すとNRSTの「RJAA」に移ります。

この様な感じで、この選択の部分を大きなボタンの下のノブ(ラージノブ)を回しながら「Activate」までもって行きます。そして「Activate」させるには「ENT」を押して準備完了です!

すると羽田までの直線ルートが示され…GPSモードの自動操縦の下準備が終わりました。
離陸後‥500〜1000フィート位上昇したら、GPSの自動操縦に切り替えるとルートの上を飛んでくれます。

これが空港のコールサインを使った「ダイレクトフライトのGPS設定」です。難しいですかぁ? 慣れれば…簡単ですよ! このダイレクトフライトに関しては‥残りの3つの説明も改めて加えていきたいと思います。改めてダイレクトフライトを使ってみますと一番簡単なのが地名入力みたいなので…これを次のページに加えますね。


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