操縦中級編・GPSの操作 B
10. メイン画面から得られる情報 2/2


10.メイン画面から得られる情報 2/2

次はGPSの情報を確かめるためにGPSで設定したルートから外れてみましょう!

メイン画面は2種類あって左の「飛行機の進行方向が優先する地図」と右の「北を上にする地図優先の地図」があります。これらの画面を変えるには…大きなボタンの上のノブ(スモールノブ)を動かせば画面を変えることが出来ます。一般的には左の地図がなじみやすいですよね。

ルート上を巡航している時と比べてみるとGPSが示す情報が変わってきています。
この変化を見てみましょう! そして変化のあるものを赤い字で示してみます!


DTK (desired truck 目的経路方向)→不変: 成田から仙台までのルートの方向なので17度で不変です。
TRK (truck 進行方向)→変化: 機首の方向ですから当然変化してますよね。344度で飛んでいます。
DIS (distance 距離)→変化: 目的地に近づいているので距離も変わりますよね。

WPT(waypoint ウエイポイント)→不変:次のウエイポイントですから変わりません。
BRG(bearing to 磁方位)→変化: 「自分が操縦している飛行機から次のウエイポイントへの方位」ですから変わりますよね。30度の方向へ向かっていくと次のウエイポイントに着くということです。
CTS (course to steer 進路修正角)→変化: 「次のウエイポイントへフライトするための理想的な機首を向ける方向」…ということは、いち早く効率良くルートに戻るための方向です。再びGPSフライトに戻すと…この角度でフライトを始める!ということですよね。
ETA (estimated time en route 到着予定時刻)→変化:: 次のウエイポイントへの到着時刻も刻々と変化します。
VSR(vertical speed required 必要昇降率)→変化: 昇降率も目的地に近づいているため変化します。。
TKE(track angle error 軌道外れ角誤差)→変化: ルートより33度ほどずれていることを示している様子です…。
XTK (cross track erro 軌道外れ距離誤差)→変化: ルートから21.4マイル離れていることを示しています。

GS (ground speed 対地速度)→変化: 対地速度は…そのときの状況に応じて変わりますよね。
RJSS →不変: いわずと知れた次のウエイポイントのIDですから変わりません。
ETE (estimated time en route 予定飛行時間)→変化: 次のウエイポイントまでの時間は多少変化します。

フライトプラン画面 (脱線してフライトプランの画面を見てしまいましょう!)
下の「FPL」ボタンを押すとこの画面が出てきます。これが「フライトプランの画面」で…前にあるウエイポイントを飛ばして先のウエイポイントへ直接飛行するなどのコントロールをすることが出来ます。もっと色々なことが出来るのかも知れませんが…今の自分では、この程度しかお教えすることができません。


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