Flight Simulator 2004 Beginners

FsPassengers編：
1. FsPassengersとは？

FsPassengersは貴方のフライトをどの様にするのか？
（これがFsPassengersについているDocumentationの序文の日本語訳です。FsPassengersがどの様な目的で作られているかを知るのに参考になります。Omiyanさんも日本語訳にしておりますが自分なりに出来るだけ分かりやすく日本語訳にしてみました。英語には長く親しんでおりますが…直訳が必ずしも良い日本語翻訳ではないようですので直訳に自分の感覚を継ぎ足しています。）

FS2004は責任感が欠如しています。すなわち「決定」・「行動」・「間違い」という感覚が貴方のフライトの技術に重要な鍵を与えるのです。FS2004は誰も直すことが出来ないほどの空虚で死んだ世界を貴方に与えてしまいます。もし747で空中三回転しても草原に着陸してもフライト毎にクラッシュしても誰も何も言わないのです。この為にFS2004で行った何度かのフライトの後には本当の旅客機を操縦する感覚を失ってしまいます。何が悪いのかも分からずに非常に恐ろしくなるような間違いをしながら何年でも飛ぶことも出来るのです。FsPassengerはこのことを正します！

FsPassengersが目的とする終着点は、貧弱な操作方法や間違った決定にペナルティを、上手い操作や決定には報酬を与えることによりもたらされる完全な環境によってFS2004を修正することにあります。

さぁ～今、貴方の飛行機には乗客が乗っています。貴方が乗客の安全と快適さの責任を担っているのです。もし貴方が間違いを起こせば乗客は貴方に（悲鳴やミニインジケータの満足度の低下などをもって）知らせるでしょう…。また、FsPassengerを使えば、貴方のフライト技術はパイロットのランク・会社の収入・評判などに直接に跳ね返ってくるでしょう。貴方の経験や会社の成長は貴方の能力に依存しているのです。ここで貴方の能力を左右するものとは…貴方の乗客のニーズや期待を満足させるということや、本当のフライト審査の方法にも準じているのです。

もし貴方がその一歩を踏み出そうとするなら…「インスタントレコード設定」で会社を作ることから始めます。これが何を意味するするのでしょう？これは貴方が一つのフライトを終えた時に自動的にフライト結果を記録されるということなのです。もう「取り消しボタン」はありません！　もしパイロットが（事故で）亡くなってしまったら最初からやり直さなくてはなりません。

この「インスタントレコード設定」をした時から、副操縦士の「間違ってるぞぉ！」という叫び声を聞いた時や（自分が実際にその声を聞いた感覚では自分は機長席に座っている訓練生の様な感じで怒鳴られます。迫力あるドスの効いた英語です。一方キャビンアテンダントさんの英語は可愛らしいセクシーな英語です。）、悪天候の着陸に遭遇した時には、貴方のガッツは萎えてしまうかもしれません…。貴方は今（自分勝手なフライトで得てきたもの）すべてを失うのです。もちろん「インスタントレコード設定」を解除しパイロットを死なせる危険をなくしてFsPassengerの利点のみを使うことも出来ます。

またFsPassengerはFS2004が持っていない機能を補う役目も果たします。GPS・キャビンアナウンス・ランダムな故障・ATCでの会話・オートバイロットを簡単に制御できる機能などです。例えばキーボードを使って無線周波数やその他の機械設定を変えることができる機能があります。これらの機能は現実的なリアリティーをも提供しています。例えば、殆どの音（キャビン内で流される音）は外部から飛行機を見たときには流されません。なぜなら本当には飛行機の内部でなければコックピット内の音が聞こえないからです。

FsPassengersではFS2004単独では決してお目にかかれないような独自の数々の故障にも遭遇することになります。FS2004の故障ではユーザー自身が「どんな故障を何時起こすのか」を決めています。一方でFsPassengersではランダムに故障が起きるようになっています。殆どのFsPassengersの故障には何らかの前兆の警告がなされます…。さぁ貴方は、本当の航空会社のパイロットの様に「すべてが正常であるか」を確認すべく（フライト中は）計器盤を見続けなくてはならなくなりません。たとえば、エンジンオイルの温度上昇が着陸時のエンジンの故障へと導かれることがあるかもしれません…。

FsPassengersは貴方のフライトシミュレーションに対する考えを新しく生まれ変わらせるでしょう。私はフライトシミュレーターだけで飛んでいた何年か後に、個人的に本当のフライトのレッスンを受けました。最初の単独飛行は私の人生の中でも最も素晴らしい感動を覚えた瞬間でした。飛行機の中で自分の生命を握っているのは自分しかいなかった…初めての経験でした。それこそが私がFsPassengersを通して再現したかったことなのです。

（これからは自分の感想です→　何となくでしょうが…この序文をお読みになってみるとFsPassengersがどの様なソフトであるのかが推測できると思います。墜落しても壊れない飛行機…どんな操縦をしても驚かない乗客…では、操縦に緊張感が欠けているということだと思います。これを補って実際のフライトに近づけようとするのが、このソフトの目的のようです。加えて、このソフトがあれば自分一人で飛んでいるのではなく、貴方の隣には怖い副操縦士が、キャビン内には乗客と愛しいキャビンアテンダントさんもいます。ですから責任を持ってキャプテンとしての行動を取らざるを得なくなってきます。ちなみに自分の場合、今では、これなしにフライトをするなんて考えられません。）

How will FsPassengers modify your way of flying (原文）
FS2004 lacks the feeling of responsibility: the feeling that decisions, actions or mistakes have consequences on your flight performance. FS2004 provides you with an empty and dead world where nobody cares if you do three loops in a 747, land on grass or crash every flight. Because of this, you really miss the feeling of flying a real airplane after a few FS2004 flights. Some simulator pilots could fly for years making terrible flight errors without ever finding out that they were doing something wrong. FsPassengers fixes that.

The main goal of FsPassengers is to complement FS2004 by giving you a complete environment in which you will be penalized for poor procedures/decisions, and rewarded when you perform well.

Now, you have passengers in your aircraft and you are responsible for their safety and comfort… and they will let you know if you do something wrong! With FsP the way you fly has a direct impact on your pilot’s rank and on your company’s income and reputation. Your career and company growth will depend on your ability to comply with most “real world” flight rules while satisfying your passengers’ needs and expectations.

If you want to push it one step further, you can create a company with the “instant record” setting. This means that your flights are automatically recorded when completed. No more undo buttons and if you pilot dies in a crash, you must start over. With this setting enabled, your guts will turn when you will hear your copilot declare a failure or if you encounter bad weather on approach. You now have everything to lose. Of course you
can always disable the “instant record” and still enjoy the benefits of FsPassengers without the risk of losing your pilot (to say nothing of your passengers!).

FsPassengers also provides you with a number of features missing from FS2004 such as: GPWS; cabin announcements; random failures; ATC chatter and; the ability to enter autopilot values, radio frequencies or instrument values with the keyboard. These features were created with a unique behavior: most sounds will not play in external view because, in reality, you would not hear cockpit sounds outside the aircraft.

In FsPassengers, you will also be subjected to many unique failures that you would never encounter in FS2004. FS2004 failures are set by users and you are aware of what and even when a failure will occur. In FsP, failures are generated randomly. Most FsP failures will provide some advance warning. Just like real world pilots, you now must continuously monitor your instruments panel to ensure that all is well. For example, an increase in engine oil temperature could lead to an engine failure on approach…

FsPassengers renews your approach to simflying. After many years of flying only on a simulator I personally took some flying lessons. One of the greatest moments of my life was when I flew my first solo. For the first time in the aircraft, I was solely responsible for my life. That is the feeling that I wanted to reproduce through FsPassengers.