基礎編:
15. ATCとILSを使った着陸-その2




今度は降下の指示です。
「DH088 heavy, Descend and maintain 4,100.」「4100フィートまで降下して下さい!」
自動操縦ですので矢印のALTを4100に設定することから始めます。また高度10000フィート以下では対気速度を250ノット以下として飛ばなくてはならない規則がありますので自動操縦の速度を250ノット以下まで下げましょう。矢印のATSの下の数字340が現在の速度ですので、ここを250ノット以下に変更します。
(ちなみに前のATCの指示で出されていた「65度方向への旋回」は完了しています。下の様にHDGは065、その下のスイッチはNAVからHDGに変更しています。)

でも、ここが難関です‥。降下すること自体、スピードが出ることですので速度を下げながら降下することが結構難しいんですよね。自動操縦の速度設定で「180ノット」まで下げているにも関わらず速度が落ちません。高度6000フィート当たりから250ノットを超えてしまう様な勢いになってきたので「エアーブレーキを使っちゃおう!」と言うことでエアーブレーキを作動中です。(本当は降下スピードを変えると対気速度を下げることが出来るんですが‥。その場合はALTの左横の黒いノブを回すと降下スピードを調節できます。)

180ノット付近までスピードが落ちてきました。今度はスピードが落ちると旋回する時の安定性が悪くなるのでフラップを出してエンジン出力を上げてやります。(スピードを下げた時にフラップを出さないで急旋回すると機首が上がってしまい失速してしまうことがあります。冷や汗ものです‥(;^_^A アセアセ…。)
下の画面では「エアブレーキ」を解除してフラップを出している様子です。ATCからは「DH088 heavy, Turn left heading 035.」「左旋回で35度の方角に飛んで下さい!」との指示が出ています。


★ここではフラップを一気に下ろしてしまっていますが‥実際は速度を見ながら少しずつ下ろしていきます。最大のフラップにするのは着陸直前です‥ホントはね。(^_-)-☆


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